山の生活物語-朝食の章- スライドショー23点

















































  

  

  


   「農的作業」の写真とレポート
        2004.2.16〜2004.12.28
          by nakagawa shigeo


2004.12.28(火)
9月以降このページが置き去りになってしまいました。
その頃から写真学校、京都農塾、ブログ制作などが重なってこのページにまで及ばなかったとゆうのが本音ですが、ちょっと怠慢ですたね。
来年2005年も引き続きこのページを置いておきます。


2004.9.26(日)〜9.28(火)
18年生きた愛犬「けん」が亡くなって初めての山への訪問でした。彼女と二人だけの生活になります。ここ車町に家を建てて10年が過ぎました。10年前といえば、ぼくが郵政省を辞めて専門学校に勤め出した年です。3年前から手がけ出した野菜栽培も、今年は京都農塾でお勉強しはじめたので、ここ野菜菜園も小さくみえます。

気儘な生活、といえばかっこいいですけど、それだけ毎年年をとっていくわけですから心中穏やかではないですね。体力、精力がなくなりましたね。彼女とあらためて新婚気分でリニューアルしようと思っているんですが、以前のマイスイートルームの様相はありません。でも、精力の減退を自覚しながら、からだの欲望を満たしていくしかないですね。かってかなりのハードプレーに挑みました。その模様はビデオに収録しておりますが、まだまだ若いからだしてたな〜って思います。


2004.9.11(土)〜9.13(月)
2004.9.5(日)〜9.7(火)
この夏は、山での生活が十分満喫できなかったんです。5人目の孫ができた、京都農塾で農作業をやりだした、その他いろいろとあって、気分的に落ち着かなかったですね。このレポートも少しご無沙汰してしまいました。

山の胡桃が採れました。昨年は沢山採れましたけど、今年はどんなもんでしょうかね。早速、採れたて胡桃を焼いて食べました。気分は新鮮でしたが実の中はちょっと水分が多かったように思います。やはり少しは乾燥させておかないとあかんのかな〜って思っています。

昨年の秋に収穫した胡桃は、もう乾燥しきっていた感じでした。そんなに長く保存できるものではないですね。
野草茶、これは春先から順次摘んでは干してきて、大体収穫終わりというところですね。
すぎな、熊笹、柿の葉、どくだみ、げんのしょうこ・・・この5種類のお茶をつくりました。主に京都で毎日のお茶に使います。健康茶ですね。

野菜の収穫では人参が採れました。ホウレンソウも少し採れましたね。
9.11からの山の生活では、茗荷が沢山採れました。生のまま刻んで塩で揉んで水洗いして、そのまま薬味として食べています。
そんなこんなで多忙な日々の合間をみつけて、月に2回、2泊3日というのがお定まりコースですね。


2004.8.13(金)〜8.16(月)
7月のはじめ以来1ヶ月半ぶりの山訪問となりました。
草ぼうぼう、最初の作業は草引きからです。はたけ回りから順次引いていきました。
この日は夜遅くに長女家族5人が合流。翌日は能登の千里浜へ海水浴にでかけました。
子供たちにはたけと自然の体験をさせたいと思っていて、赤くなったミニトマトとニンジンを収穫しました。その他の収穫は春菊、青シソ。京都へ帰る16日、はたけを耕しホウレンソウの種を撒きました。



2004.7.5(月)〜
土曜日昼からの出発で金沢着が午後7時半、夜の食事は回る寿司。
日曜日6月4日は近江町市場が休みで買出しはなしです。夏場で暑いから食欲も減退気味だから、まあいいか〜。夜は屋外でバーべキュー、焼肉ですね。気持いいですね。炭をおこして肉を焼く。
はたけ仕事はほとんど出来ていないです。なんせ暑いから〜〜。でも雑草刈はしました。


2004.6.18(水)
6月13日(日)の午後2時半京都を発って金沢着が午後7時、お定まりコースとなった敦賀から高速に乗りました。夜の食事は「あばれ寿司」、一皿120円です。二人で20皿食べたかな〜、満腹でしたね。セリオに寄って夜食の菓子を買って車町へ。

翌日は草刈り、雑草が一面に生えている。昼前に市内、近江町へ買出しにいく。かじきマグロ、イカ、鮎、さざえ、塩鮭などを買い込む。昼食は8番ラーメンでワンタンメンを食べる。
どくだみが乾燥していました。午後からは熊笹茶をつくるために熊笹を採取し干す。玉ねぎ収穫。20個採れましたが玉は小さい、ほんとに小さいです。肥料をあまり入れないからだと彼女はいいます。春菊、小松菜も少し収穫しました。
夜はバーベキュー。炭火で牛肉、鮎、さざえを焼きながら、夜風に吹かれながら食べました。

体調が崩れてきました。鼻がむずかゆくなって水洟がもう止まらないです。アレルギー復活かな〜。
前日の農塾で疲れがたまってきたんかな〜不明だけれど、帰るころでも不調でした。
柿の葉茶ができました。笹の葉茶もできました。
ほうれん草の種を蒔く、にらを一株採取しました。苺は全滅。
帰りは加賀まで高速で、そこからは地道を走る。三国道の駅でラッキョの季節、ここは三里浜。その他牛肉、野菜の買い物をしています。越前海岸をドライブして敦賀から朽木経由で帰ってきます。

別荘ライフというところでしょうか、たしかに贅沢な生活スタイルです、と思います。でも豊かな気持を持って幸福感を感じる生き方というのを実践しながら、モデルケースをつくること。これがぼくの当面の姿なんだと思っています。自然との交流、循環型農作業、そんなこんなを思いながら年月が経っていくのです。この車町に家を建てて10年目の夏なんです。


2004.5.28(金)
5月26日の夜に京都を発って金沢着というお定まりコースで山の生活にはいりました。
翌日の27日の朝は庭に出ての朝食。パンと珈琲とヨーグルト、それに山の実三点セット。昼は外食、秀子と喜美子とぼくとで「まいもんや」の寿司、夜はテラスで焼肉。夏場になってきました。3週間ぶりで草茫々、雑草とりが大変だ。でもはたけ仕事もそれなりに、和子が置いていってくれた牛糞を土に混ぜる、どくだみ茶の準備で刈り取ったのを水洗いして結わえてテラスに干す。

近江町での買い物もまぐろ刺身、たい残、いか、さばのお魚。愛知産トマトが箱1000円、ぶどうの木を久々に訪問、自家製酵母のレーズン食パン420円とシュークリームを買ってきました。
今年は京都農塾の塾生になります。そこで教えてもらうこと多々あります。ネットワークにしていきたいとも思っています。



2004.5.5(祝)
5月3日の夜から5月5日まで滞在してきました。
毎年この連休には家族と姉妹が集まってバーベキューパーティーをすることが恒例化した感があるのですが、今年は4/4が雨風の日で外でのパーティーは中止でした。姉妹からうど、わさび、たけのこがきました。米は10kg二俣産がきました。こちらからは娘のだんなが食品会社に勤めているので肉類のパックを持参する。農産物と肉製品の交換ということになります。

さてこの日の植え付けは、ゴーヤ、オクラ、エンサイ。この三種は沖縄&台湾産の種。ミニトマトは苗で2株、これは近江町のいつも買う店で1株250円で買ったものです。
いちごの花が咲き始めていました。部分的に青い実をつけています。2年目のニラが20cmくらいに成長、たまねぎも順調、だいこんの花が咲いて、ねぎ坊主ができていて、それでも食べられるところは食べる、ってことです。

自給自足は単独ではできないけれど共同していけば野菜類は十分に調達することができる。これに酪農家、漁業者が参入あればかなり自給自足に近くなる。
耕運機やトラクターなんかの機械類を使わない、農薬や化学肥料は使わない、自然のままで行けないものかと思います。

はたけ仕事は定住者生活です。ぼくの気持としては狩猟生活者への想いがあります。いきおい山菜採取に興味が向いていくのですけれどね。
今回もふき、わらびが採れました。ぼくたちもそのくちなんだけれど、近郊の都市生活者がこの季節になると山へ来て、山菜を採っていく。これが静かなるブームとなっている。



2004.4.21(水)
新緑の季節となった4月19日〜21日と山に入りました。最初の日は雨でしたが2日目からは晴れてきました。昨年からのいちごの苗が新芽をだしていました。花芽もちらほらついていました。にらが20センチ位に成長していました。大根と便利菜に花が咲いていました。この花芽は摘んで湯がいて炒めてたべました。

ぼくたちは早速、農作業にかかり始めることにしました。
前日に近江町の苗屋さんで種を購入してきました。品種は、小松菜、人参、新菊の三種類です。ここではこの購入種の話をしておきます。

小松菜は丸葉小松菜といって成瀬種苗という会社のもので155円、生産地は愛知と書いてあります。人参は夕紅五寸人参といって横浜植木という会社が販売しているもので230円、生産地はイタリアと書いてあります。新菊は中葉新菊といってタキイ種苗という会社が販売しているもので155円、生産地はデンマークと書いてあります。

何かしら違和感を感じるのは、種の生産地が小松菜以外は外国産であるということなのです。詳しいことは判らないですが、ぼくの指向するところの地域産出ではないものなのです。地産地消という言葉がありますが、このことを実践しようと思っているのですが、これじゃあ世界流通、ファーストフードの感覚じゃん、と思うことなんです。どうしたらいいんだろうかと立ち尽くしてしまいますね。
その点、自宅の庭先や近くの山へ入っての山菜採取は、自然の恵みに近いです。

今回の山いきで、野ふき、わらび、ぜんまいを採取しましたが、これは自生種です。お店で山菜が売られていますが、それらはほとんど栽培種です。栽培種のものは見た目にきれいだし整ってるしで商品なんですが、そうじゃないだろ〜っていうのが実感なんです。趣味でやってるわけではないとぼくは思ってる。これは抵抗だと自認しているのですが、なにかむなしい気持もありますね。

山での生活が野菜や山菜ばかりというのではありません。動物性蛋白源として魚も仕入れます。これは現金購入です。大体は近江町市場へ出かけて買出しします。冷凍して京都へ持ち帰ります。

今回は稚あゆが一箱400円で出ていました。昨年は安いの買って炊くとはらわたが出てしまった経験があったので、今回は箱のまま持ち帰りました。醤油、砂糖、酒、味醂でぐつぐつと煮て、ちょっとあっさりめの味だけれど、うまく炊けた。炊くのは彼女の腕前です。それと紋甲いか2杯300円、これは刺身です。ふくらぎ片身600円、これも刺身です。あかかれい4匹200円、これは焼き魚、いずれも天然もの、と書いてあったから信じよう。

刺身は2日間の食卓にあがったし、かれいも2人で2回分あるし、あゆ煮炊きは妹や娘に各20〜30匹を分けてあげても十分にあります。これは得した気分になります。健康によろしい!ストレス解消!いやストレスたまらない・・・・というようになりたいな〜。

イチゴとちおとめM寸2パック390円を4パック購入して、2パック600グラムをイチゴジャムにしました。さとうを300グラム入れて炊くだけです。ごとごと炊いて30分位かな、で出来上がりでした。庭のイチゴでジャムをつくりたいな〜と思ってるけれど、赤くなったら鳥がつまんでいく!からね、ぼくたちの口に入るかどうか判らないですね。


2004.4.8
さくらが咲いているかな、と思いながら4月6〜7日の2日間山にはいりました。
まだつぼみふくらみかけたところでした。やっぱり山は寒いのかな。でも山菜はつくし、ふきのとう(少し遅め)、せり、のびるなどが収穫できました。すぎなの新芽がでていました。昨年すぎなを乾かしてお茶にしたのに味づいて今年も収穫しました。

はたけのほうは昨年からの冬ごしの大根、ネギ、ホウレンソウを採りました。ホウレンソウはさっそく朝の食卓に湯がいてあっさりいただきました。はたけにはにらの新芽、いちごの新芽がでていました。まだ少し寒いので種まきはやらずに耕すだけでしたが、リサイクラーでつくった肥料を入れて次の訪問時には菜っ葉類を蒔こうかなと思っています。

レモングラスを土に戻しました。株分けして4株を土に、1株を鉢植えにしました。パセリが新芽をだしていました。ハーブ類はこれからです。



2004.3.16
雪の季節が終わって、ぽかぽか春の陽気となりました。朝、霜が降りていて肌寒さも感じたが日が昇る期連れシャツの上にセーター姿で十分な温度となりました。
まだ裸の梢に小鳥がやってきてピーピー鳴いています。うぐいすはちょっと遠くで鳴いています。これはピーピーの小鳥に先に占領されてしまったせいでしょうね。

今日の作業は、春の肥料いれとスナックエンドウの苗の植え付け。雪が終わってはじめての土いじりとなった日です。
はたけ作業は2年目です。まったくの素人ですねん。見よう見まねで昨年のいまごろは本をけっこう買ったな〜、月刊誌「近代農業」の購読も1年半になりました。
堆肥つくりや肥料やりは、ほとんど自己流といってもいいのかな。なにごとも体験体験それの積み重ねでしか身につかないんです。

☆ふきのとうはもう花芽が開きかけていて、早速、採りました。ざるに一杯ありました。白味噌で炊くのと田舎味噌で炊くのと二種類作ろうと思っています。

☆雪に埋もれてどうしようもなかった大根の収穫をする。加賀の大根で元々小ぶりなものだけど、やっぱり小さいな〜、でも甘い大根だよ〜、千切りにしてポン酢で食べたけれど、辛味なんてなくて、甘い。こんな大根初めてっていう感じですね。

☆たまねぎの苗は小さいね。昨秋、苗を植えて冬越しで、3月に肥料をあげる。肥料は、市販の乾燥牛糞1.5に生ごみをリサイクラーで乾燥させた肥料を1.0それにもみがら燻炭0.5をバケツに半杯。これでいいのかな〜と思いながら撒いてあげました。5月の収穫までが楽しみですね。

☆わさびの苗を移し変える。表にあったのを裏の奥に移し変えました。このわさびは葉っぱばかりで「葉わさび」っていうのかな。彼女の実家の裏から数年前に採取してきたのが根付いたものです。
ちょうど梅の花が七部咲き、加賀梅はこの日つぼみから一輪が咲きました。梅干つくれたらいいな〜と思いながらの梅の花を写真にとどめました。


2004.2.16
まだ雪深し。土地全面が雪に覆われて凍てついている状態なので手出しができない。雪に埋もれた大根やネギを収穫することもできない状態。日々住む状態であれば必要により雪かき作業も出来るがな〜。


最初です















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2006.5.10 nakagawa shigeo




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2013.2.18 最新更新日2018.11.24